「子供の腰痛を和らげる方法はある?」
「成長痛以外で腰が痛くなる原因を知りたい」
子供の腰痛には、スポーツをしている場合に多い「腰椎分離症」や、その他の病気が隠れている可能性があります。そのため、成長期の腰痛を放っておくのは非常に危険です。
そこで本記事では、腰が痛い原因やセルフケアについて詳しく解説します。子供の腰痛でお悩みの方は、ぜひ最後までお読みください。
整体師 橘 子供の腰が痛い原因は成長痛と思われがちですが、成長痛は主に下肢の痛みを指す場合が多いです。子供が腰痛を訴えている場合、骨や筋肉の痛みのほかに、内臓痛や帯状疱疹などの原因も考えられます。
そのため「そのうち治るだろう」という考えは絶対にNGです。記事では、予防や再発防止に役立つセルフケアも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
子供の腰が痛い原因は?成長痛と他の疾患の違いを解説


子供の腰が痛い場合に考えられる原因は、次の3つです。
- 成長痛
- 腰椎分離症
- その他の疾患
それぞれの違いを詳しくみていきましょう。
1. 成長痛
成長痛は、成長期の子供に多く見られる下肢の痛みの総称を指します。病院で検査しても痛みの原因が見つからないのが特徴です。
夕方から夜間にかけて痛みが生じるケースが多く、翌朝には治っていることがほとんどです。持続時間は数分〜数時間ほどで、痛みの頻度や程度には個人差があります。
一過性のため時間の経過とともに症状が和らぎますが、マッサージやストレッチによる痛みの緩和も期待できます。
2. 腰椎分離症
腰椎の一部が疲労骨折することにより分離している状態のことで、成長期の子供に多い症状です。スポーツなどで腰を反ったり捻ったりする動作が繰り返されることにより、発症するリスクが高まります。ただし、遺伝的要素が関与している場合もあり、スポーツをしていなくても発症する可能性があります。
初期段階はひびが入るだけで痛みが軽いため、筋肉痛と間違われるケースも少なくありません。症状が進行していくにつれ、運動中だけでなく日常生活でも痛みを覚えるようになります。
悪化すると骨が完全にくっつかなくなったり、腰椎が前方にずれる「腰椎すべり症」になったりする恐れがあるので注意が必要です。腰椎すべり症まで進行してしまうと神経が圧迫されるため、下肢のしびれが生じて日常動作に支障が出ることも考えられます。
子供の腰痛が2週間以上続く場合は、整形外科の受診を検討しましょう。
3. その他の疾患
整形外科で診察してもらっても原因がわからない場合、腰椎分離症以外の病気が隠れている可能性があります。
- 腎盂腎炎(じんうじんえん):特に女性に多く、腰背部痛のほかに倦怠感や腹痛などを伴う
- 帯状疱疹:免疫低下や強いストレスなどにより発症し、ピリピリした痛みと発疹が出る
- がん:痛みの場所がはっきりせず、原因不明の発熱や食欲不振などの全身症状が伴う
特に、腰痛以外の症状がある場合は要注意です。これらの病気の場合、安静にしていても痛みが軽減されない傾向があります。症状の改善がみられない場合は、医療機関で検査を受けてみてください。
子供が腰椎分離症になる5つの原因


子供が腰椎分離症になる原因として、次の5つが挙げられます。
- 同じ部位に繰り返し負担をかけている
- 腰に負担がかかるスポーツをしている
- ハードなトレーニングを行っている
- 運動前後のケアを怠っている
- 身体の動かし方を誤っている
順番に解説します。
1. 同じ部位に繰り返し負担をかけている
腰椎分離症の原因である疲労骨折は、同じ部位に繰り返し負荷がかかることで引き起こされます。スポーツだけでなく、猫背や反り腰で長時間過ごすことでも腰の一部にストレスが集中してしまう場合があります。そのため、勉強しているときやスマホを使う際の座り姿勢にも注意してください。
特に成長期は骨が弱く、わずかな負担でも蓄積しやすいため、日常動作の癖を放置しないことが大切です。同じ部位への負荷が継続しないように、日常生活での姿勢を常に意識しましょう。
2. 腰に負担がかかるスポーツをしている
腰椎分離症はスポーツをしている成長期の子供に起こりやすいです。特に、反る・捻る・ジャンプといった動作が含まれるスポーツは、腰に負担がかかりやすいため要注意です。
- 野球
- サッカー
- バスケットボール
- バレーボール
- 体操
- ダンス
- 柔道
これらのスポーツに取り組むことで腰椎分離症のリスクが高まるため、運動頻度や時間などを適切に管理する必要があります。痛みがなくても違和感が出始めた段階で休養を取り入れることで、腰椎分離症の予防につながります。
3. ハードなトレーニングを行っている
成長期の子供の身体は未発達で、ハードなトレーニングに耐えられるほど筋肉や骨が成長していません。部活動やスポーツクラブで過度な練習が繰り返されることにより、腰椎分離症を引き起こすケースがあります。
腰痛を我慢して強度の高い運動を続けていると腰椎分離症が悪化し、治療が長引く原因になります。子供の腰痛が心配な場合、指導者と相談して練習内容やトレーニングの日数を見直すことを検討しましょう。「周りがやっているから」と無理をさせるのではなく、年齢や体力に合った練習量を見極めることが重要です。
4. 運動前後のケアを怠っている
運動する前にストレッチを行っていないと、十分に筋肉がほぐれません。その結果、筋肉の動作をフォローするために腰椎に負担がかかりやすくなります。
運動前だけでなく、トレーニング後もストレッチやクールダウンを取り入れることで、疲労回復を促進する効果が期待できます。腰への負担を減らすためには、股関節や大腿四頭筋などのストレッチを運動前後に行いましょう。
また、身体をしっかり回復させるには、十分な睡眠をとることも不可欠です。特に激しい運動を行った際は、睡眠時間の確保を意識してください。
5. 身体の動かし方を誤っている
間違ったフォームで運動を続けることで腰の一部に負荷がかかり、腰椎分離症を発症するケースがあります。合わないシューズがフォームの乱れの原因になっているケースも珍しくありません。
成長に伴って体の使い方は変化するため、正しい姿勢で練習に取り組めているか、定期的に指導者に見てもらうのが効果的です。また、腰用のサポーターを活用することで姿勢が改善し、腰痛を予防・緩和できる可能性があります。
腰椎分離症の治療法は?どれくらいで治る?


腰椎分離症の疑いがある場合は、スポーツ等の腰に負担がかかる作業はしばらく中止して安静にする必要があります。
初期段階の場合は、コルセットで固定して腰への負担を減らすことで分離した骨がくっつく可能性が高いです。症状が進行している場合は骨がくっつかない可能性もあり、理学療法や薬物療法によって痛みを軽減させる方法が用いられます。痛みのほかにしびれなどの症状がある場合は「腰椎すべり症」の可能性があり、手術が必要になるケースもあります。
治療期間には個人差がありますが、2〜4か月程度が一般的です。早期発見により適切な治療を受けることで、短期間での回復も見込めます。
なお、病気以外の腰痛で悩んでいる方は、整体の施術を受けることも検討してみましょう。整体は、痛みの原因となっている筋肉の緊張を緩和するだけでなく、次のような効果も期待できます。
- 歪んだ骨格バランスを改善し、血行不良を解消する
- 体幹筋力を強化することで、正しい姿勢を保ちやすくなる
- 筋肉の負担やコリの再発を防ぐ
実際に、ウェルメディカルの施術で反り腰が改善した方も多数いらっしゃいます。




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子供の腰が痛い場合のセルフケア・予防法3選


子供の腰痛に対して、自宅でできる対処法を3つ紹介します。
- 大腿直筋のストレッチ
- 腹圧エクササイズ
- 梨状筋のストレッチ



腰に負担が溜まる原因は腹部・臀部・下肢に多いです。必ず原因に対してのケアを行ってください。
1. 大腿直筋のストレッチ
大腿直筋(だいたいちょっきん)は、太ももの前側にある筋肉です。この部位のストレッチを行うことで、反り腰防止に役立ちます。
- まっすぐ立ち、壁や椅子に片手を添えてバランスを取る
- 反対側の手で、同じ側の足首を持つ
- かかとをお尻に近づけ、太ももの前側を伸ばす
- 背すじを伸ばし、腰を反らさないよう意識する
- 20~30秒キープする
- 左右交互に行う



腰を反らしすぎないことが重要です。腰が反るとストレッチ効果が太ももではなく腰に逃げてしまいます。お腹に軽く力を入れ、骨盤を立てる意識で行いましょう。痛みが出る場合は無理に続けず、中止してください。
大腿直筋が柔らかくなることで反り腰が改善され、腰椎への負担が軽減されます。運動時の腰の反りすぎを防ぎ、腰痛予防につながります。
2. 腹圧エクササイズ
このエクササイズは、腰の安定性を向上させるのに効果的です。
- 仰向けに寝て、膝を立てる
- 鼻から息を吸い、お腹を軽く膨らませる
- 口から息を吐きながら、お腹をへこませる
- お腹をへこませた状態を5秒キープする
- 呼吸を止めずに行う
- 10回程度繰り返す



腹筋運動のように力を入れすぎないことがポイントです。お腹を固めるのではなく、お腹の内側に空気をためる感覚を大切にしましょう。エクササイズを行う際は、呼吸を止めないように注意してください。
腹圧が高まることで体幹が安定し、腰への負担が減ります。スポーツ時や日常動作での腰のぐらつきを防ぎ、腰痛の予防・再発防止に役立ちます。
3. 梨状筋のストレッチ
梨状筋(りじょうきん)はお尻の奥にある小さな筋肉で、股関節を動かしたり姿勢を安定させたりするのに重要な部分です。このストレッチには、腰の負担を軽減する目的があります。
- 仰向けに寝る
- 片方の膝を胸に引き寄せる
- その膝を反対側の太ももに乗せる
- 両手で太ももを抱え、体に引き寄せる
- お尻の奥が伸びる感覚で20~30秒キープする
- 左右交互に行う



引き寄せる力は強すぎないようにし、呼吸を止めずリラックスして行います。お尻や腰に鋭い痛みが出る場合は中止してください。
梨状筋が柔軟になることで股関節の動きが改善し、腰への負担が分散されます。長時間の運動や座位による腰の違和感を和らげる効果が期待できます。
腰痛でお悩みの方にはウェルメディカルがおすすめ


成長痛は一過性の下肢の痛みを指すことが多く、子供の腰痛が長引く場合は病気が原因の可能性があります。「成長痛だから大丈夫」と軽視せず、医療機関の受診を検討しましょう。
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