10年以上前の古傷が痛むのはなぜ?原因と痛みを和らげる対処法

「昔の傷が、雨の日に疼く」
「10年以上前の手術跡が、なぜか今になって痛む」

天気や加齢の影響で古傷が痛む際に、どこで相談すべきか迷う方も多いのではないでしょうか。古傷の痛みは、整体院や病院で適切な処置を受けることによって緩和できます。

本記事では、古傷が痛む原因や自宅でできるセルフケア、整体院へ相談に行くべきタイミングについて解説します。この記事を読めば、長年付き合ってきた痛みの正体がわかり、明日からの不安を解消できるでしょう。

この記事でわかること
  • 10〜30年前の古傷が、天候やストレスで再び痛み出す理由
  • 骨折・切り傷・やけどなど。傷の種類によって異なるメカニズムと対処法
  • 慢性的な痛みを和らげるための正しいセルフケア
整体師 橘

古傷が痛む場合、基本的には整体院へ相談に行くのがおすすめです。生活が困難な症状以外であれば、一度整体院へ初回検査を受けていただき、病院での治療という選択肢も含めて判断します。

目次

古傷が痛む3つの理由

古傷が痛む理由は、まだ医学的に解明されていませんが、有力視されている複数の説はあります。ここでは、古傷が痛む原因として考えられている3つのメカニズムについて紹介します。

整体師 橘

古傷が痛む方が相談に来られた際には、現在の症状や生活状況、古傷の受傷機転(ケガをした原因や状況)についてお伺いします。それらの情報をもとに、実際にお身体の状態を確認し、施術の方針を決定していきます。

自律神経の乱れ

天気が悪くなる際には、気圧が低下します。この気圧低下によって、身体の中で気圧センサーの役割をする内耳(耳の奥にある器官)が反応し、自律神経のバランスが乱れ、古傷の痛みを発生する可能性も指摘されています。

自律神経とは、全身の呼吸や心拍などに影響を及ぼす神経系です。この神経系が過剰に働きすぎると、血圧や呼吸、体温調整に異常が発生することもあります。

気圧低下による自律神経の過剰反応によって血管が収縮し、古傷周辺の血流が悪化。古傷の周辺に痛みの原因物質が滞留することも、古傷が痛む原因のひとつだと指摘されています。

心理的なトラウマ

古傷の受傷機転(ケガをした原因や状況)が大きな事故や強い衝撃を受けた時の記憶と関係がある場合、傷を受けた時の記憶と痛みが脳の扁桃体(ストレス反応や記憶形成に深く関わる脳の部位)に刻まれます。

扁桃体によって傷を受けた痛みと記憶が結びついている方は、ストレスや疲労を感じると脳が当時の痛みを再現してしまい、古傷が痛むと考えられています。

心理的なトラウマによる古傷の痛みの特徴は、ストレスや疲労などの要因によって痛みが発生する点です。身体的な異常がなくても、脳が当時の痛みを錯覚し「今痛みが起きている」と感じます。

周辺組織の柔軟性低下と血行低下

治癒した組織の異常によって痛みが再発するケースもあります。治癒した傷跡の組織(瘢痕組織)は、健康な組織に比べて伸縮性が低く、引っ張られると痛みが出現することもあります。この柔軟性の低下が痛みの原因とも考えられているのです。

人間は、加齢に伴って皮膚の伸縮性が低下し、筋肉も硬くなりがちです。加齢に伴う柔軟性の低下も影響し、傷跡の組織が強く引っ張られ、神経を刺激して痛みを生じる可能性もあります。

また、筋肉が硬くなると、古傷周辺の血流も悪化し、痛みの原因物質が滞留する要因になる可能性もあります。皮膚の保湿やストレッチなどで皮膚と筋肉の柔軟性を高めておくことも、古傷の痛み軽減に効果的です。

部位や種類別の古傷が痛む原因

古傷が痛む場合、受傷した部位や傷の種類によって痛む原因が異なることもあります。ここでは、よくあるケガの部位や種類ごとに古傷が痛む原因を解説します。

整体師 橘

「古傷が痛い」と相談に来られる方でとくに多いのは、天気による影響や仕事量の増加が引き金になっているケースです。気圧やストレスが影響を及ぼすパターンが多い傾向にあります。

骨折の跡|骨膜の過敏化と接合部の血流不足

骨を包んでいる骨膜には、痛みを感じる神経が密集しています。骨折の際、この骨膜も一度切断されますが、修復の過程で接合部の組織は薄く再生される傾向があります。薄くなった骨膜は、わずかな刺激にも過敏に反応するのが特徴です。

たとえば、血流の悪化や気圧の変化によって患部にむくみが生じると、組織の膨張が敏感な骨膜神経を圧迫し、ズキズキとした痛みや疼きを引き起こします。古傷が天候や冷えに左右されるのは、こうした骨膜の過敏化と血行不良が深く関係しているのです。

骨折の跡が痛む場合は、患部をきついサポーターや衣類で長時間締め付けないようにしましょう。血流が滞り、むくみが生じることで、敏感になった骨膜を内側から圧迫して疼きを強くさせる可能性があります。

切り傷・手術痕|癒着した組織が引きつる痛み

深い切り傷や手術の跡は、修復される過程で周囲の筋肉や筋膜とくっつく「癒着」を起こしたり、神経の再生に伴う過敏化が発生したりするケースもあります。

術後、癒着による痛みが発生した場合、通常は時間とともに落ち着くでしょう。しかし、運動不足や加齢によって周囲の組織が柔軟性を失うと、癒着した部分が周囲の動きを妨げ、引きつるような痛みを生じさせます。

とくに皮膚を伸ばす動作や特定の姿勢をとった際に切り傷の跡が痛むのは、組織の癒着が原因である可能性も高いでしょう。

ただし、無理やり傷跡周辺を伸ばすのは危険です。癒着している部分は柔軟性が低くなっているため、急に伸ばすと微細な断裂が起き、痛みを悪化させる可能性もあります。

やけど|再生した皮膚の薄さと神経の露出

重度の火傷を負った跡は、汗腺や皮脂腺といった組織が失われることが多く、肌のバリア機能が低下して非常に乾燥しやすくなります。

また、火傷の後に再生した皮膚は本来よりも薄く、外部からの刺激や気温の変化に対して、神経が過敏になってしまいます。

やけどの傷跡は、皮膚の薄さと乾燥により、衣類の摩擦などのわずかな刺激にも神経が過敏に反応し、ピリピリとした不快な痛みを感じやすくなるのです。

やけど跡が痛む方は、入浴時にナイロンタオルなどで身体を洗わないようにしましょう。再生した皮膚は非常に薄いため、摩擦によってヒリヒリとした痛みを誘発します。入浴後には保湿クリームを塗り、皮膚の柔軟性を保つケアを心がけましょう。

古傷の痛みはいつまで続くのか

古傷の原因が気圧の変化などに対する一時的な反応の場合、その要因が無くなれば落ち着きます。しかし、脳が痛みを学習してしまった慢性疼痛の状態になると、数ヶ月から数年にわたって不定期に繰り返されることもあるでしょう。

個別のケースによって原因や持続期間も異なるため、一般的な治療の目安期間を設定するのは困難です。適切なセルフケアや治療を行うことで一時的に痛みを緩和しつつ、根本的な痛みの原因改善に向けたアプローチを継続することが大切です。

整体師 橘

ひどいケースだと、一生痛みが続くケースもあります。専門家に相談しながら、改善を目指すことが大切です。

古傷の痛みを緩和するセルフケア

古傷の痛みを緩和するためには、血行改善や柔軟性の向上、ストレスケアが重要です。ここでは、古傷の痛み緩和に効果的なセルフケアの方法をご紹介します。

整体師 橘

古傷が痛む方は、即時効果を期待して焦ってはいけません。早く痛みを緩和するため無理な運動などを行うと、かえって痛みが悪化する可能性もあります。長期的な目で見て、回数や頻度を調整しながら、緩やかに実践していきましょう。

患部を温めて血行改善

古傷が痛む方は、患部を温めることによって血流を改善し、痛みの原因を取り除ける可能性があります。自宅で実践する場合は、痛む場所をカイロや蒸しタオルで温める方法が有効です。とくに冬場や雨の日は体が冷えやすいので、意識的に保温しましょう。

ただし、患部に赤みや熱感がある場合は、炎症を起こしている可能性があります。炎症を起こしている部位は、温めることで悪化するため、赤みや熱感がある部位の温熱療法は避けましょう。

ストレッチで筋肉の柔軟性向上

古傷周辺の筋肉を優しく伸ばすことで、筋肉や皮膚などの柔軟性を向上させます。柔軟性が向上することで痛みが改善する可能性もあるでしょう。

ただし、無理なストレッチは、痛みを悪化させる可能性もあります。無理な負荷は避け、深い呼吸と同時にゆっくりとストレッチを行い、徐々に可動域を広げることが大切です。

生活習慣を見直してストレスを緩和

睡眠不足や過度なストレスは自律神経を乱し、痛みを助長する要因になります。古傷の痛みを改善するためには、規則正しい生活習慣を維持しつつ、気分をリフレッシュする時間を持つことも大切です。

脳の過剰な反応によって痛みを引き起こしている場合、ストレスや疲労を避けることで、心理的なトラウマによる痛みを鎮められる可能性があります。

整体院へ相談へ行くタイミング

基本的には、整体院での対応で改善する可能性があります。ただし、意識障害が出ていたり、生活が困難な症状だったりする場合は、先に病院へ行くことをおすすめします。

また、患部が赤く腫れていたり熱感があったりする場合は、炎症や感染症の可能性もあるため、病院受診を提案することもあるでしょう。

いずれにしても、整体院では、初診の段階で病院受診の必要性について判断します。一時的な軽い痛みであれば良いが、古傷の痛みが徐々に強くなっていたり、痛みが数日以上続いたりする場合は、一度整体院へ相談することをおすすめします。

整体師 橘

古傷が痛む場合、早ければ早いほど早期に改善できる可能性があります。気になる方は、整体院へ相談しましょう。

ウェルメディカルの全身矯正では、単に痛い箇所を揉むだけでなく骨格・骨盤・姿勢のバランス全体を整える施術を行います。全身の歪みを矯正することで筋肉への不均等な負荷を減らし、症状の根本改善を目指せるのがメリットです。

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整体院での治療法

整体院では、痛みを引き起こす原因を分析し、状況に応じた治療法を選択します。ここでは、代表的な治療法を3つご紹介します。

整体師 橘

治療をする際には、まず先に検査を行います。実際に治療する内容は、検査をしてみなければわかりません。

また、多くの場合は、悪化と寛解を繰り返しながら徐々に改善していきます。いきなり完治を目指すというよりも、まずは今よりも症状を緩和させることを目指して治療を行っていきます。

姿勢のバランス改善

古傷が痛む場合、多くのケースでは姿勢の悪化が原因となっています。古傷が痛む原因となっている姿勢バランスを矯正し、痛みの根本原因を取り除くようにアプローチしていきます。

具体的には、直接体に触れて、手技による骨格矯正を行ったり、関節の可動域改善を行ったりすることが多いです。

温熱療法

温熱療法は、患部の血流を改善し、痛みの原因となる血管内の老廃物を流れやすくする効果が期待できます。

筋肉の緊張によって神経が圧迫され、痛みが発生している場合、温熱療法により筋肉の柔軟性が向上し、痛みが改善するケースもあります。

再発予防の生活指導

古傷の痛みが再発する場合、姿勢の悪さや運動不足が原因であることもあります。体に負荷をかけずに無理なくできる運動に取り組むことも重要です。

さらに整体院では、痛みを緩和するために日常生活で注意すべき点や、自宅でできる簡単なストレッチなどを指導して再発を防ぎます。

まとめ

10年以上前の古傷が痛むのは、身体が気象変化や老化、ストレスに敏感に反応しているサインです。単なる気持ちの問題ではなく、自律神経や組織の癒着といった医学的原因が存在している可能性も指摘されています。

まずは、自宅でできるセルフケアとして、温める、伸ばすなどの治療を取り入れ、効果を確認しましょう。

古傷の痛みで不安を抱えている方は、できるだけ早期に専門家から意見をもらうことが大切です。整体院では、医学的なリスクも踏まえたうえで、適切な対処法をご提案できます。

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