「ぎっくり腰になったけど、今日の飲み会は参加しても大丈夫かな?」
「お酒を飲んだら痛みが紛れる気がするけど、悪化しないか心配…」
ぎっくり腰の直後(急性期)の飲酒は、炎症を悪化させて痛みを長引かせる原因になります。ぎっくり腰になった方は、まず安静に過ごし、症状が落ち着いたタイミングで正しい処置を行うことが大切です。
本記事では、ぎっくり腰のときにお酒を飲んではいけない理由と、飲んでしまったときの対処法、早く治すための正しいケア方法について解説します。
- ぎっくり腰の際にお酒を控えるべき医学的な理由
- お酒を飲んでしまった場合や、どうしても外せない飲み会での注意点
- ぎっくり腰を早期改善するための正しいセルフケア
- 整体院へ相談すべきタイミングと治療のメリット
整体師 橘 ぎっくり腰の状態は、風邪をひいているときと同じで、腰に熱が出ているような状態です。風邪のときに飲酒を控えるように、ぎっくり腰の際にもお酒を飲まないことをおすすめします。
ぎっくり腰のときにお酒を飲んではいけない3つの理由


ぎっくり腰は腰で炎症が起きている状態です。お酒に含まれるアルコールは炎症を悪化させる作用があるため避けたほうが良いでしょう。また、飲酒によって判断力が低下し、つい腰に負担のかかる動作をして症状が悪化する可能性もあります。さらに、飲酒による脱水を起こした際もぎっくり腰に悪影響を及ぼします。



ぎっくり腰の痛みを紛らわせるために飲酒する方もいますが、大変危険です。ぎっくり腰が悪化した場合、あまりの痛さに救急車で運ばれるケースもあります。さらに、病院で絶対安静と言われたら1〜2週間入院を余儀なくされるケースも少なくありません。
アルコールが炎症を悪化させる
ぎっくり腰は、医学的にいうと腰の筋肉や靭帯が損傷し、「捻挫(炎症)」を起こしている状態です。いわば、腰の内部で異常が起きて発熱しているようなもので、患部は非常にデリケートな状態になっています。
ここでアルコールを摂取すると、アルコールの持つ血行促進作用が働きます。普段であれば血流が良くなることは身体にプラスに働きますが、炎症が起きている急性期においては逆効果です。
血流が急激に増えることで、患部の炎症がさらに強まり、腫れやズキズキとした激しい痛みを引き起こす原因になります。そのため、発症直後の飲酒は控えるべきだと言われています。
無理な動きをしてしまう
お酒を飲んだあとは、アルコールの持つ麻酔作用によって感覚が鈍くなります。そのため、ぎっくり腰の激しい痛みが一時的に和らいだように錯覚してしまうことがあります。
しかし、これは痛みの根本原因が治ったわけではなく、単に脳が痛みを感じにくくなっているだけです。この錯覚によって、自分でも気付かないうちに無理な動きをしてしまう可能性があります。
痛みを感じないまま、つい腰に負担のかかる無理な動きをしてしまうと、筋肉や靭帯など組織の損傷がさらに広がることもあるでしょう。結果として、症状を悪化させてしまう恐れがあるため、ぎっくり腰の痛みがある際には飲酒しないことが重要です。
脱水症状による筋肉の硬直
お酒を飲むと、アルコールの持つ利尿作用によって、飲んだ量以上に体内の水分が尿として排出されてしまいます。そのためお酒を飲んだ方は、知らず知らずのうちに脱水状態に陥りがちです。
体内の水分が不足すると、血流が悪化して筋肉の柔軟性が失われ、筋肉が硬くなりやすい状態になります。すでにぎっくり腰でダメージを受けている腰の筋肉がさらに硬直すると、患部に大きな負担がかかり、症状が悪化しやすくなります。
また、傷ついた細胞や組織を修復するためには、十分な水分が不可欠です。脱水状態のままでは回復に必要な水分が患部に届かず、完治までの期間が長引いてしまうこともあるでしょう。
どうしてもお酒を飲まなければいけない場合の対処法


ぎっくり腰でお酒を飲んではいけないと分かっている方でも、仕事の付き合いなどで仕方なく飲まなくてはいけないケースもあるでしょう。
そんなときには、飲酒後すぐに患部を冷やしたり、飲酒量と同僚の水を飲んだりすることが大切です。また、時折席を立ち腰回りの筋肉の緊張を緩和させるのも効果的です。



仕事の付き合いなどで「どうしてもお酒の席に行かなければならない」という方は、上記に他にもアルコール度数の低いものを選んだり、コルセットを着用して腰への負担を軽減する方法も効果的です。
すぐに患部を冷やす(アイシング)
飲酒によって血流が良くなった場合、ぎっくり腰を起こしている患部の熱感が増し、炎症が広がりやすくなります。もしお酒を飲んで痛みが強くなった場合は、すぐに患部を冷やすことが重要です。
患部を冷やす際には、氷のうやタオルを巻いた保冷剤などを使用して、痛む部位をピンポイントに10〜15分ほど冷却しましょう。冷やすことで、アルコールによって広がった血管を収縮させ、患部の腫れやズキズキとする痛みを抑える効果があります。
ただし、アイシングのやりすぎには注意が必要です。感覚がなくなるまで長時間冷やし続けると、凍傷を引き起こす恐れがあるため、時間を決めて無理のない範囲で適切に行いましょう。
飲酒量と同量の水を補給する
お酒を飲む際は、脱水症状を防ぐために、お酒と同じ量かそれ以上の水を一緒に飲むことが大切です。
アルコールの利尿作用によって体内の水分量が低下した方は、血流がドロドロになる傾向があります。水分をしっかりと補給することで血流の悪化を抑制し、痛みの原因となる炎症物質が患部に停滞するのを防ぐ効果があります。
また、水分補給と同時に、摂取する純アルコール量そのものを減らす工夫も必要です。ビールやサワーをゆっくりと時間をかけて飲んだり、ウイスキーを薄めのハイボールにしたりと、腰への負担を少しでも和らげる飲み方を心がけましょう。
長時間の座りっぱなしを避ける
飲み会の席では、ついつい長時間同じ姿勢で座り続けてしまいがちです。しかし、長時間同じ姿勢で座ることは、ぎっくり腰の患部に大きな負担をかけます。こまめに体勢を変えたり、意識的にトイレに立つなどして、腰周りの筋肉の緊張を解きましょう。
立ち上がるのが難しい場合は、椅子に浅く座ったり深く座り直したりと、微細に体勢を変えるだけでも筋肉の緊張は和らぎます。
また、お店の席選びも重要です。座敷や掘りごたつは、どうしても腰が丸まってしまい、腰へのダメージが深刻化しやすくなります。できる限り椅子に座って食事ができる席を希望すると良いでしょう。
ぎっくり腰を早く治すために大切なこと


ぎっくり腰を改善するには、飲酒の有無だけでなく日常生活から早期改善に向けた対策をすることが重要です。特に発症直後は安静に過ごし、患部を冷やしながらゆったり過ごすことが大切です。また、痛みが緩和してきたら、無理のない範囲で少しづつ動かしていくことも意識しておきましょう。
発症直後は安静と冷却が大切
ぎっくり腰の発症から2〜3日は炎症が非常に強いため、無理に動かさず楽な姿勢で休むことが最優先です。寝る際は、横向きになって背中を丸める、あるいは膝の下にクッションを入れて仰向けになるなど、腰の緊張が和らぐ姿勢をとりましょう。
また、患部の炎症を抑えるために1回10〜15分程度、氷のうを使って冷やすのも効果的です。湿布よりも冷却効果が高いため、氷のうや保冷剤の使用をおすすめします。
なお、湯船に浸かるとお酒を飲んだ時と同様に血行が良くなりすぎ、炎症が悪化してしまいます。発症後しばらくは入浴を控え、シャワーのみで済ませると良いでしょう。
痛みが落ち着いてきたら少しずつ動かす
以前は、ぎっくり腰になったら「痛みが完全に落ち着くまで寝て過ごすべき」と言われていました。しかし、現在の医学的な見解は少し異なります。
発症初期は、安静に寝て過ごすことが大切なのですが、強い痛みが引いてきたら、過度な安静を避けることが重要です。
現在の医学では、日常生活の中で少しずつ動かし体を慣らしていくほうが、早く回復すると言われています。適度な活動を維持することで、患部の血流が適切に保たれ、傷ついた組織の修復が早まるからです。
ただし、まだ完全に治ったわけではないため、重い荷物を持ったり、腰を急に捻ったりなど、腰に大きな負担のかかる動作は厳禁です。痛みのない範囲で、慎重に動かしましょう。
自己流のストレッチやマッサージは危険
ぎっくり腰の痛みを少しでも和らげようと自己流のケアをしている方もいます。しかし、良かれと思って行うセルフケアが、実は逆効果になってしまうケースも多く見られます。
とくに注意したいのが、患部のマッサージです。炎症を起こしているデリケートな組織を強く揉んでしまうと、傷ついた筋繊維の損傷がさらに広がり、痛みが長期化する可能性があります。また、腰の筋肉を伸ばすため、無理なストレッチをするのも禁物です。
適切なケアができない場合、落ち着きかけていた炎症を再燃させる危険があるため、安易に患部を揉んだり、無理にストレッチをしたりしないように十分注意しましょう。
痛みが引かない・繰り返す場合は整体院へ相談を


ぎっくり腰の治療では、痛みの原因となっている骨盤の歪みや姿勢を特定し、関節の可動域を改善することが重要です。また、再発を防ぐための身体づくりや生活指導まで受けることをおすすめします。
ぎっくり腰は、ある日突然起こるように思われがちですが、実は日々の疲労や腰への負担が蓄積して限界を超えた結果に過ぎません。つまり、ほとんどのケースで、痛みの出ている腰そのものが原因ではなく、日々の生活動作に原因があるのです。
そのため、痛みが出ている部分にだけ湿布を貼ったり、一時的なマッサージをしたりする対症療法では不十分だと言えます。大切なのは、ぎっくり腰が起きた本当の原因を特定し、身体全体のバランスを整えることです。
整体院では、痛みのある腰だけを診ることはしません。全身の骨格の歪みや筋肉のバランスを細かく検査し、「なぜ腰に負担が集中してしまったのか」という根本原因を見つけ出し、身体のバランス改善からアプローチしていきます。
また、ぎっくり腰は痛みが取れた後のケアも非常に重要です。再発予防を目指して、一人ひとりの身体に合わせた生活習慣の改善点や、腰に負担をかけない正しい体の使い方、自宅でできるストレッチ指導などもトータルでサポートしていきます。
ぎっくり腰の根本的な原因から改善したいとお考えの方は、整体院へ相談することをおすすめします。
まとめ
ぎっくり腰の方がお酒を飲むことは、炎症を悪化させ、回復を遅らせる大きな原因となります。発症直後は痛みを和らげるためにお酒を飲みたくなるものですが、早く回復するためにも飲みたい気持ちを我慢し、安静と冷却に努めることが大切です。
もしお酒を飲んで痛みが強くなった場合や、数日経っても症状が改善しない場合は、自己判断で放置せず、すぐに専門家へ相談しましょう。
ウェルメディカルでは、ぎっくり腰のつらい痛みを緩和するだけでなく、痛みを繰り返さないための根本的な身体づくりをサポートしています。
今なら初回限定キャンペーンでお得に施術が受けられるので、ぜひお気軽にご利用ください。








